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証券新聞20090806

2009-08-06 (Thu) 13:43
Q.私の父が以前役員に就任していた上場会社よりストックオプションを無償で付与されていました。
同社のストックオプションに関する規程上、新株予約権者(私の父)が死亡した場合、新株予約権者の法定相続人のうち1名に限り新株予約権者の権利を相続できる旨が定められています。このようなストックオプションの権利を相続する際には相続税が課されるという話をお聞きしました。そこで、例えば次のような内容のストックオプションの場合には、そのストックオプションの権利はいくらで評価されるのでしょうか。評価方法も含め教えて下さい。
なお、権利行使期間内に相続することを想定しています。
(評価対象となるストックオプションの主な内容)
・付与数 10個(1個当たり2株)
・権利行使価額 1株につき10,000円
・相続時における対象株式の価額 100,000円

20090806


   A.ご質問のケースのように、ストックオプションの目的たる株式が上場株式であり、かつ、
  課税時期(相続時)が権利行使可能期間内にあるストックオプションの場合には、課税時期における
  その株式の価額から権利行使価額を控除した金額に、ストックオプション1個の行使により取得すること
  ができる株式数を乗じて計算した金額(その金額がマイナスのときは、ゼロとする)によって評価すること
  とされています。
ここでいう「課税時期におけるその株式の価額」は、上場株式の評価方法と同様の方法により算定しま
  す。上場株式の評価は次の(1)から(4)までの価額のうち最も低い価額により行います。
(1)課税時期の終値
(2)課税時期の属する月の終値の月中平均
(3)課税時期の属する月の前月の終値の月中平均
(4)課税時期の属する月の前々月の終値の月中平均
 
単位当たりストックオプションの評価額
=(課税時期におけるその株式の価額-権利行使価額)×ストックオプションの行使により取得できる株式数
 
ご質問のケースにおけるストックオプションの評価額は次の計算方法により算定します。
1.相続時における株式の価額100,000円-権利行使価額10,000円
  =90,000円
2.90,000円×2株×10個=1,800,000円
   従って、ストックオプションの評価額は1,800,000円となります。

   Q.相続税の申告にあたり、上場株式の評価が必要となります。しかし、その株式には亡くなっ
  た日の終値がありませんでした。この場合、どのように評価をすればよろしいでしょうか。

  
A. 相続発生により上場株式を評価する場合、(1)亡くなられた日(課税時期)の終値、(2)亡くなられた日
   の属する月の終値の月中平均額、(3)亡くなられた日の属する月の前月の終値の月中平均額、(4)亡く
   なられた日の属する月の前々月の終値の月中平均額の4つの方法の中で最も低い価額で評価しま
  す。
ご質問のケースの場合、亡くなられた日の終値がありません。このような場合には課税時期の前日以
  前の終値または翌日以後の終値のうち、課税時期に最も近い日の終値を(1)の課税時期の終値とし、こ
  の価額と(2)から(4)の価額とを比較して最も低い価額で上場株式を評価します。

  なお、課税時期に最も近い日の終値が二つある場合には、その平均額が(1)の課税時期の終値となり
  ます。
 
                    
 11日    12日    13日    14日    15日    16日
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 250円                              230円
                
※ 14日を課税時期とすると、最も近い日は16日となります。したがって、課税時期の終値は16日の終値である230円となります。