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証券新聞5/2号『NISA口座での配当金等の受取方法』

2014-05-02 (Fri) 10:47
Q1.私は、今年NISA口座を開設しました。
新聞で、NISA口座での配当金、分配金は受取方法によっては、課税される場合があるという記事を目にしました。
非課税の適用を受けるには、どのような受取方法を選択する必要がありますか。

20140507
 
A1.
現在、上場株式の配当金等の受取り方には、4通りの方法があります。

(1)配当金領収証方式
 ご自宅に郵送されてくる配当金領収証を、ゆうちょ銀行等及び郵便局へ持参し、配当金領収証と引き換えに配当金等を受取る方法です。受取方法を選択していない場合は、当該方式が適用されます。

(2)登録配当金受領方式
 指定した金融機関の預金口座にて、保有する全ての銘柄の配当金等を受取る方法です。
 取引している証券会社が複数あったとしても、1社に当該方式の申込をすると、他の証券会社で保有する銘柄についても、同方式が適用されます。他の受取方法との併用はできません。

(3)個別銘柄指定方式
 銘柄ごとに、指定した金融機関の預金口座で配当金等を受取る方法です。
銘柄ごとに金融機関預金口座を指定できるので、指定しなかった銘柄は、株式数比例配分方式又は配当金領収証方式のどちらかを選ぶ事ができます。

(4)株式数比例配分方式
 保有する全ての銘柄について、証券口座に保有する残高(配当基準日での残高)に応じ、証券会社の取引口座にて配当金等を受取る方法です。
 複数の証券会社と取引がある場合、1社で当該方式を選択すると、他の証券会社で保有している株式も、全て自動的に当該方式が適用されます。証券会社ごとに受取方法を選択する事はできません。1社で手続を完了すれば、他の証券会社で保有する銘柄についても自動的に当該方式が選択されますので、他の証券会社で手続をする必要がありません。

NISA口座での配当金等を非課税とするには、上記(4)の株式数比例配分方式である必要があります。それ以外の方式で配当金等を受取ると、非課税とはならず、20.315%の源泉所得税(復興特別所得税含む)が課税されます。
留意点としては、NISA口座で株式数比例配分方式が選択されると、NISA口座以外の特定口座、一般口座で保有する全ての配当金等についても当該方式で受取る事になります。
 また、株式数比例配分方式の選択は、保有する銘柄の配当基準日までに手続を完了しておく必要がありますので、その点についても留意が必要です。

 なお、NISA口座での上場株式等売却益については、配当金の受取方法に関係なく非課税とされます。
 NISAは、非課税である事がメリットとなるので、株式数比例配分方式が選択されているか、証券会社に再度ご確認されてはいかがでしょうか。
Q2.NISA口座での上場会社の配当金等の受取方法を、株式数比例配分方式にしていなかった為、非課税にならなかった配当金があります。
 受取方法は、配当金領収証方式で受取りました。この配当金は、特定口座又は一般口座で保有する上場株式等の譲渡損失と損益通算や繰越控除ができますか。
A2.非課税の適用を受けることができなかった配当金については、一般口座や特定口座で保有する株式の配当金と同じように取り扱う事ができ、確定申告する事で上場株式等の譲渡損失と損益通算や繰越控除ができます。
 また、総合課税を選択し、配当控除を受けることも可能です。